添乗員がとんでもガイド! 韓国発「対馬ツアー」に潜入したら……
韓国発「対馬ツアー」に潜入したら――ライター・崔碩栄(上)
街中にハングルの看板が立ち並び、どこを見回しても韓国人観光客ばかりの長崎県・対馬。“いずれ韓国領になる”とうそぶくガイドもいるというが、韓国人観光客は、この島をどう見ているのだろう。ツアー客の一人になって釜山発「対馬ツアー」に潜り込んでみた。
***
速報「あんな格好でトランプ大統領に会わせるのはまずい」 石破首相の“着こなし”を見かねた支援者が超高級スーツをプレゼントも… 識者は法律違反の可能性を指摘
速報「小室夫妻のお子さんが天皇になる可能性が…」 読売新聞の「女系天皇“容認”論」に保守派が猛反発の理由
速報「廃材の処理をだらだらやって、勤務態度もよくなかった」 三郷市・小学生ひき逃げの中国人、元勤務先の社長が明かす素顔
速報「“家に停めると逮捕されちゃうだろ”と車を寮に放置」 三郷市・小学生ひき逃げ事件、中国籍の42歳男に「許せない」 元勤務先の社長が憤慨
「韓国人向けの対馬ツアーに参加してみませんか? 韓国人の観光客がどんな説明を受けて、対馬をどう見ているのか知りたいのです」
編集部からこんな声がかかったのは、筆者が韓国生まれの韓国人だからである。
ここ数年来、日本では対馬の“韓国化”が盛んに報道されている。年間36万人の韓国人観光客が訪れるこの島には、いたるところにハングルの看板が林立し、韓国資本による土地買収も進んでいるという。また、観光客で潤うのは韓国人相手のホテルや土産物屋ばかりで、地元住民は、むしろ警戒心を強めているとも。
「対馬はもともと韓国領です。いずれきっちり韓国の領土になりますから」
日本の新聞報道によると、こんな冗談ともつかぬ話をする韓国人ガイドもいるというが、韓国人にとって対馬とは、どうやら特別な存在らしい。それを見聞するべく、対馬ツアーに参加することにした。
対馬ツアーは釜山から出発するのが最も手軽だ。早春のとある土曜日の朝、釜山港国際旅客ターミナルに向かう。ロビーは旅行客で一杯。その多くは対馬行きのツアー客だ。定員は30名程度。それを1人のガイドが引率する。ツアー料金はガイド付きで約3万円(1泊2日)である。
集合時間になり、女性ガイドが現れた。彼女はツアー客のパスポートを確認し、乗船券と昼食用の弁当を配る。釜山港での出国審査は、空港に比べると簡素なもので、素通りのように出国することが出来た。
高速船「ビートル」に乗り込むと、韓国語でこんな会話が聞こえてくる。
「これ(船)が転覆したら窓を割って逃げ出さないと……」
「座席番号は事故が起きたときに、遺骨を収集するのに(身元がすぐに調べられるように)貼っているんだよ」
セウォル号沈没事故の影響は今も影を落としているようだ。
[1/4ページ]