活動再開「浅田真央」の変貌 “農ガール宣言”背景に女タニマチ

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1億人の孫

 甲斐あって自身初の“座長公演”を軌道に乗せたが、彼女を支えるスポンサーもまた盤石だと折山氏は言う。

「一般的に、スケーターが現役引退すれば活躍の場が減る。企業としては旨みがなくなるので、スポンサーを降りることを考えます」

 ところが、である。真央ちゃんの公式サイトをみても、スポンサー企業は計10社と、むしろ現役時代より1社増えているのだ。

「子供からお年寄りまで人気の彼女は、いわば『1億人の孫』。引退後も、露出が減ることはないと見越しての判断でしょう」(同)

 先の記者が話を継ぐには、

「現役時代にCMなどの収入が4億円あるとも報じられた真央ちゃんですが、引退しプロ転向となれば全収入の2割強といわれるスケート連盟への上納金も払う必要がない。儲けたお金が丸々懐に入ってきます」

 スポンサーには、JALや住友生命、ネピアなど名立たる企業が並ぶが、注目すべきは16歳の頃からスキンケア商品を提供する「アルソア」だと続ける。

「今年3月、NHK『クローズアップ現代+(プラス)』に出演した真央ちゃんが『夢は自給自足』と発言しましたが、5月に出版された初のフォトエッセイでも、〈お米やお野菜を作って山のなかで穏やかに暮らせたら幸せですね〉と綴っています。そんな“農ガール宣言”の背景には、アルソアの女社長、滝口玲子氏の支援が影響していると言われています」

 売上高105億円を誇る同社は、八ヶ岳を一望する山梨県北杜(ほくと)市にある。近隣に高原野菜を有機栽培する「ARSOA×MAO あおぞらファーム」を持ち、真央ちゃん本人が、植え付けや収穫に励む姿が度々目撃されているのだ。「億万長者の農ガール」へのジャンプは、着地成功となりますやら。

週刊新潮 2018年5月17日号掲載

ワイド特集「野に薫風 世に暴風」より

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