帰還困難区域「飯舘村長泥」区長の希望と現実(下)「ネットワーク型」で帰還は促進するか

政治Foresight 2018年5月19日掲載

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 そもそも除染土を再利用しようという環境再生事業は、福島県内の除染で生じた汚染土の処理の一助として発想された経緯がある。除染後の汚染土は本来、環境省が東京電力福島第1原子力発電所のある双葉、大熊両町に造成中の中間貯蔵施設に搬入され、30年間保管される計画だが、先に触れた同省の報告書「除去土壌再生利用に向けた動向について」はこう記す。

〈除去土壌等の発生量は、最大約2200万立方メートルと推計され、全量をそのまま(県外で)最終処分することは、必要な規模の最終処分場の確保等の観点から実現性が乏しい。...

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