重ねる失言「麻生太郎」は「阿呆太郎」 政権の防波堤のはずが…

政治週刊新潮 2018年5月17日号掲載

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 口は災いのもとと言うぐらいだから、少しは黙っていればいいものを……。ようやく辞任を求める暴風が収まりかけたところで、「セクハラ罪はない」発言の燃料投下。頭に浮かんだことが、すぐに口から飛び出してしまう麻生太郎財務相(77)は、もはや阿呆(あほう)太郎と言うほかあるまい。

 財務省の福田淳一前事務次官のセクハラ問題で、“福田がハメられたんじゃないか”“相手の人が出てこなきゃいかん”などと失言を重ね批判の風にさらされていた麻生財務相。先月下旬、財務省がセクハラ認定したことで、ピンチは乗り越えたと見られていた。

 が、外遊先とあって口元もより一層、開放的になったのか。記者会見した5月4日、セクハラ問題に関して、記者から質問されると、お馴染みのべらんめえ口調で、またしても理解不能な強弁を展開したのである。

 曰く、処分を下したことについては、

「役所に対しての迷惑とか、役所に対していろいろな意味で品位を傷付けたとか、いろいろな表現があるでしょうけど、あの処分にした」

 と言い、その上で、

「何回も言いますけど、このセクハラの話というのは、ご存じのようにセクハラ罪という罪はないんですよね。(記者に)あなたもよく知っているように、殺人とかキョウワイ(強制わいせつ)と違いますから。訴えられない限りは親告罪ですから」

 居合わせた記者たちは、あまりにもトンチンカンな回答に、一様に目を丸くしていたという。

 政治部デスクが言う。

「財務省が、セクハラ認定し、福田前次官を減給処分にしています。にもかかわらず、財務省のトップである大臣がセクハラではなかったと言っているようなもの。大臣と財務省で矛盾することを言っているのだから、有り得ない話です」

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