テレビ「副音声」が密かなブーム 亀梨和也、バナナマン、生田斗真の“功績”

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副音声が視聴率を左右する時代に?

「視聴者にとって副音声のメリットは『出演者と一緒に見ている気になれる』、『裏話が聞ける』といったところでしょう。出演者側は『記事用のインタビューより発言の自由度が高い場合があり、仕事として面白い』、『ドラマの場合は、副音声でファンに直接的なメッセージを送ることができる』といったところでしょうか。制作サイドにとっては録画率の上昇などを見込むこともできます。今後はスポーツ、ドラマ、バラエティと、報道を除く全ジャンルで、さらに副音声番組が増えるでしょう。副音声の出来、不出来が視聴率さえも左右する時代が来るのではないでしょうか」(同・テレビ関係者)

 何よりも「1つの番組で2回の楽しみが得られる」のだから、副音声の充実に反対する視聴者はいないだろう。また、「副音声のバラエティ化」というキーワードで、報道での応用は2カ国語放送以外に難しいというのも見えてくる。

 とはいうものの、例えば国会中継の副音声で「実況と解説」が加われば、さぞかし面白いのではないか。野党のヤジに声を荒げる安倍晋三首相(63)をアナウンサーが実況し、政治評論家が解説する――。こんな妄想も思わず浮かんでしまう。

週刊新潮WEB取材班

2018年5月2日掲載

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