「松坂大輔」中日移籍のPR効果はタカ退団時の10倍以上! 電通PRが分析

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年俸1500万円は既に回収?

 4月19日、中日ドラゴンズの松坂大輔(37)は阪神戦に先発した。初登板は5日の対巨人戦。5回3失点で負け投手となり、リベンジを果たすか多くの注目が集まった。

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 結果は7回を被安打4で2失点。チームも2対1で敗れた。だが、責任は松坂ではなく見殺しにした打撃陣だろう。何よりも渾身の熱投に中日ファンは歓喜。「ナゴヤに降り注ぐ拍手 松坂大輔、存在感を見せつけた」(4月19日/朝日新聞電子版)と評価する報道も見受けられた。

 ソフトバンク時代は「不良債権」、「給料泥棒」と批判され、中日入団時は「客寄せパンダ」と揶揄された。しかし今は中日ファンに限らず、日本中の野球好きが「松坂の1勝」を待ち望んでいるようにさえ見える。

 改めて振り返れば、ソフトバンクと松坂は14年、3年12億円の大型契約を結んだ。ところが全く活躍できぬまま契約は終了。「コーチ兼任で現役続行」を打診されたが、松坂は拒否して中日のテストを受けた。

 入団は決まったものの、1年契約で推定1500万円プラス出来高払い。まさにゼロが1つ吹っ飛んだ。しかも、「西武時代に縁のあった森繁和監督(63)が、松坂に引退の引導を渡すのだろう」という観測も根強かった。大幅な年俸減であっても、当初は「高い買い物になるのでは?」と疑問視するファンも決して少なくなかっただろう。

 そうした否定的な風向きが変わってきたのが、3月頃からだ。スポーツ紙などの見出しをご覧いただこう。

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