“満塁男”が四国リーグ監督に バー手がけ話題提供も

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 3月31日に開幕した四国アイランドリーグplus。四国各4県にあるチームの1つ「高知ファイティングドッグス(FD)」の監督は、誰あろう巨人時代に“満塁男”の異名をとった駒田徳広(55)。今季監督3年目となる彼が、3月23日、高知市繁華街の帯屋町に球団が開いた「KOMA'S HOUSE」なるバーのプロデュースをすることとなり、話題を呼んでいる。

 地元紙記者が語る。

「四国の独立リーグでは、他にも徳島に元西武の石井貴投手、愛媛に元巨人の河原純一投手、香川に元広島の西田真二外野手など往年の名選手が監督・コーチをしています。中でも駒田さんは明るく元気で別格。今回、開幕に合わせて、野球以外でもユニークな話題を提供してくれました」

 プロのトップ12球団へ挑戦する人材育成の場ともなっているプロ野球独立リーグは、日本に4つ。NPB3軍との交流戦も含め、年間60試合余を行う。

「ただ未だ知名度の低い地方リーグ、正直、球団を運営するのは厳しい状況です」

 そう語るのは、高知FD統括本部長の永井理大(みちひろ)氏。

「これまでも球団では牛を飼ったり、高校生とコラボしたグッズを販売したりと話題作りの様々なアイデアを出してきました。でも今回のバーの出店は、監督の人気にあやかり、満を持しての企画となります」

 約40平方メートルの店内には、巨人時代の駒田氏のユニフォームや写真が飾られ、氏の愛する昭和歌謡が流れる。

 そして、シーズン中でも駒田監督自ら、店に立つそうだ。

「チャージ料金は500円。売り上げは球団の活動費とさせていただく予定です」(永井氏)

 高知でもでっかい満塁ホームランをかっ飛ばせるか。

週刊新潮 2018年4月12日号掲載

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