高梨沙羅にバド桃田… 始球式でダメに?「東京ドーム」ジンクス

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“甲子園には魔物が棲んでいる”というけれど……。

 プロ野球開幕時は各球場でさまざまな有名人が始球式を行い花を添える。東京ドームでは、先の東京マラソンで16年ぶりに日本記録を更新して褒賞金1億円を獲得した設楽悠太(26)がマウンドに上がったが、

「実は……“東京ドームで始球式を務めたアスリートはダメになる”というジンクスがあるのです」

 と球場関係者が囁く。

「昨年の開幕戦始球式は、世界空手選手権2連覇中の清水希容(きよう)さん。空手は東京五輪の新種目で、彼女は金メダル大本命とされています。ところが、始球式から半年後の10月の国際大会で、自身5年ぶりとなる黒星を喫してしまいました」

 ……では、一昨年は?

「バドミントンの元世界ランク2位、桃田賢斗さん」

 改めて説明するまでもないが、桃田といえば違法カジノ店で賭博をしていたことが露見し、リオ五輪出場を逃した御仁。事件発覚は、始球式の13日後だった。

「ケチのつき始めは2013年の開幕第2戦で始球式を務めたスキージャンプの高梨沙羅さんでした」

 当時の高梨は圧倒的な強さを誇り、翌年のソチ五輪では“金メダル確実”と太鼓判を押されていた。ところが、本番ではまさかの4位に沈んでしまった。

 競歩の鈴木雄介をご存知だろうか。男子20キロの現世界記録保持者である。

「記録達成が15年3月。5月に東京ドームで始球式を務めた彼は、外野からマウンドまで競歩を披露し、スタンドを沸かせました」

 しかし、ほどなく故障してしまい、期待されていたリオ五輪はおろか今に至るまでレースに復帰できていない。2月には強化費不正申請まで発覚してしまった。

 東京ドームにもタチの悪い魔物が潜んでいるようだ。

週刊新潮 2018年4月5日号掲載

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