逃げる「昭恵」夫人を誌上喚問 “総辞職か夫妻の離婚しかない”の声

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泣くか、天然か…

 獅子身中の虫と化している昭恵氏。このまま「アッキー隠し」を貫くのはそう簡単なこととは思い難く、事実、二階俊博幹事長も、

「必要が生じた場合は別だが、(昭恵氏を)今は(国会に)呼び出す必要はない」

 こう述べ、「今は」と含みを持たせざるを得ない状態に突入しているのである。

 では、仮に昭恵喚問が実現した場合、一体彼女は国会でどんな挙に出るのか。ある国会関係者はこう明かす。

「野党にボコボコにやられて泣く。そうなると昭恵同情論が起こる──官邸はそうシミュレーションしたと聞いている」

 確かに、森友絡みでも、園児の前で感涙を流す姿を見せたように、昭恵氏は感情の制御が苦手なのか「涙もろい」ことで知られる。一方、昭恵氏の知人は、

「彼女は自分の行動の何が問題だったかを本当に分かっていないというか、理解できていない。喚問でもそのまま、『私の何がいけないのか分からないんです〜』と、『天然』ぶりを晒すんじゃないですかね」

 さらに、精神科医の片田珠美氏はこう読む。

「昭恵さんはとことん認識の甘い人ですから、『自分は正しいことをしている』という確固たる信念のもと、新たな疑惑を招くことも含め、洗いざらい全てを喋ってしまうのではないでしょうか。その結果、夫が総理を辞めなくてはならなくなる可能性があることも認識できないままに……」

 泣くか、天然を通すか、ぶちまけるか──。いずれにせよ、昭恵喚問が現実のものとなった瞬間、それこそが安倍政権にとって最大の関門となることは間違いない。

週刊新潮 2018年4月5日号掲載

特集「散り際の『安倍昭恵』」より

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