「大塚家具」株主総会 久美子社長の“デタラメ答弁”に株主は唖然、呆然…

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 父娘の「お家騒動」から早3年、アノ大塚家具にも株主総会の季節がやってきた。2017年12月期、過去最悪の72億円の大赤字を垂れ流した大塚久美子社長(50)は、株主の前で何を語ったのか。出席者の一人は「株主をバカにしているとしか思えない」と憤る。さて、その理由は――。

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 3月26日の午前10時。東京・有明のとあるビルで開かれた株主総会には、110人の株主が出席。淡い青色のジャケットを着た久美子社長は、株主からの批判に対して、終始淡々と受け答えしていたという。

 出席者の一人が語る。

「彼女からはなんだか“熱”が感じられなくて、経営者っていうより経営コンサルタントみたいな話し方でした。ただ、よくよく聞けば、久美子社長の答弁はごまかしのオンパレード。特に、配当に関する質疑は、詭弁そのものでしたよ」

 この出席者が言う“配当”については、改めて説明が必要だろう。

 久美子社長は、就任時に「3年間、1株80円の配当を続ける」と株主に約束し、事実、一昨年と昨年については80円の配当が行われた。しかし、今年は業績悪化にともない、半額の40円の配当となったのだ。

「とはいえ、この40円の配当も、とんでもない話なんです。久美子社長が父である大塚勝久前社長(74)と骨肉の争いを演じた2015年、その年の12月期には約110億円あった現預金が、わずか2年で現在は18億円にまで減ってしまった。にもかかわらず、配当のために7億円以上を使うなんて、どう考えてもおかしな話だと思います」(同)

 であるからこそ、株主からも総会では株主からこんな質問が出たという。

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