最期は「自宅」か「病院」か 日本一「在宅死」が多い自治体から学ぶ

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「看取り率」の高い町

 自宅で死ぬか病院で死ぬか――。2012年度に内閣府が行った「高齢者の健康に関する意識調査」では、55%の人が「最期を迎えたい場所」として自宅を挙げている。しかし、個人の希望とは相反し、厚生労働省「人口動態統計」では、2016年に死亡した131万人のうち医療機関で死亡した人が75.8%、老人保健施設と老人ホームなど福祉施設で死亡した人が9.2%、自宅で死亡した人が13.0%となっている。欧米諸国のそれを見ても、医療機関で死亡しているのは5割程度。日本の「病院死」の割合の高さが窺える。...

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