「大杉漣」さんが生前、気にかけていた所属事務所「ZACCO」の今後

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 2月21日に急死した俳優の大杉漣さん(享年66)は、来る仕事は拒まずで、最後まで超多忙な日々を送っていた。彼が生前、特に気にかけていたのは自ら設立した事務所「ZACCO」のことだったという。

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 主役だって張れるのに、亡くなる直前まで演じていたのは「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」(テレビ東京系)だった。

 大杉を筆頭に遠藤憲一(56)、田口トモロヲ(60)、松重豊(55)、光石研(56)という脇役たちが共同生活を送る様子を描いたコメディドラマの第2弾。番組タイトルこそ“脇役”だが、彼らが主役であり、脇役には役所広司、平泉成、里見浩太朗、吉田羊、小日向文世、寺島しのぶなどなど錚々たるメンツが集まった。

“名脇役”と呼ばれる彼らと仕事をしたい、と願う役者は少なくなかった。役所広司は、自ら出演を逆オファーしたほどである。なかでも、「300の顔を持つ男」とまで評された大杉について、亡くなる前日まで一緒に撮影してきた遠藤は、3月3日のラジオ(文化放送「なかじましんや 土曜の穴」)でこう語っている。

「大杉さんはオレが若い時から『あの現場にも、この現場にも、あの作品にも、この作品にも、あんな役も、こんな役も』とフル回転で、ほとんどの仕事を受けて突っ走っていらっしゃったという印象があって。今はオレもそういうふうにやっていますが、それを背中で見せてくれた人。そういうやり方を一番最初に始められた方のような気がします」

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