イチロー、44歳で足が速くなった? 現役にこだわるワケ

野球週刊新潮 2018年2月22日号掲載

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 イチロー、「一浪」の危機……。昨年11月にマーリンズを自由契約になって以来、お声がかからないまま(2月21日時点)3カ月。プライドを傷つけられても現役に拘る、そのワケは?

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 同じく「行く先未定」だったダルビッシュ有は、カブスと6年で出来高含め最大163億円の大型契約。これで目下の注目はイチローである。

「選択肢は3つあります」

 とは、さるスポーツ紙のメジャー担当デスク。

「1つはメジャーと契約。次はマイナーリーグ、あるいはメキシコリーグと契約して、メジャーを目指す。3つ目は、日本球界への復帰です」

 このうち最後については、既に古巣・オリックスや中日などがウェルカムの姿勢を見せているが、イチローは食指を動かさない。要は、アメリカに拘りを見せているのだが、ここでの疑問は第4の選択肢、つまり、なぜ「引退」しないのか、という疑問である。

 何しろ、イチローは日米通算安打数で、2年前に史上1位に立ち、メジャーでの3000本安打も達成した。今後、目標となる大きな記録もなく、逆に惨めな代打生活では、晩節を汚すことにもなりかねないのだが……。

「彼は常々“50歳まで現役”と述べています」

 とは、メジャーリーグ評論家の福島良一氏。

「ファンサービスや客寄せパンダを除き、メジャーで実力で現役を続けた最年長は、かつてロッテにもいたフリオ・フランコの49歳です。イチローは常に誰も成し遂げたことのないことをやりたいという意欲のある選手ですから」

 これを塗り替えたい思いがあるはず、というワケだ。

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