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新幹線運転士が独断でダイヤを変更?! そのワケとは
「今日は花火大会を見て行くぞ。俺が先発で運転していくからな」
現在は写真家・ライターとして活躍する元新幹線運転士のにわあつしさんは、高らかに宣言する先輩に、とっさに聞き返したといいます。
「はあ、花火大会は大阪に着いてからですか?」
「大阪に着いたら終わってるよ! 熱海だよ」
昭和50年代の東京駅。新大阪に向けて出発する、ひかり181号、0系運転台での、運転士ふたりの会話です。
先輩はその言葉通り、熱海まで速度制限ぎりぎりの速度で飛ばすと、こだま号の熱海停車と同じように速度を調整して、ブレーキをかけたそうです。...
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3月末の北海道新幹線がそうだったように、新幹線が開業すれば、マスコミは「経済効果○○円!」「つながる日本」といった形で取り上げる。
しかし、新幹線の開業は本当に“おめでたいこと”なのだろうか?
そんなテーマのルポ『新幹線、だからなんですか?』が、現在発売中の「新潮45」5月号に掲載されている。筆者は『ご先祖様はどちら様』で小林秀雄賞を受賞したノンフィクション作家・高橋秀実氏。昨年の開業から1年あまりが経った北陸新幹線に乗って、富山と金沢を訪れている。...
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