女性アテンダントに「制服でするの?」 日本ハム社長電撃辞任の裏側にセクハラ発言

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「一身上の都合」で辞任

 希望に溢れる日ハムのオーナーに、暗い「異変」が起きていた。昨年、プロ野球の最高意思決定機関であるオーナー会議の議長を務め、球団の親会社である日本ハム株式会社(以下、日本ハム)の社長だった末沢寿一(じゅいち)氏(63)が突如、1月29日付で社長を辞任したのである。

「末沢さんは、年明け後も全国紙で日本ハムの今後の経営方針を語っていた。にも拘(かかわ)らず、いきなりの辞任。不自然さが否めませんでした」

 こう振り返るのは、ある経済記者だ。

「しかも通常、社長が代わる時は前任者と新社長が同席して記者会見を行うものなんですが、2月2日の日本ハムの記者会見には、畑佳秀新社長しか姿を見せず、末沢さんは現れなかった。その上、畑新社長は、末沢さんの辞任の理由を『一身上の都合』としか説明せず、社長退任劇の背景に『何か』があったんだなと思わざるを得ませんでした。また末沢さんと同時に、日本ハムの執行役員が、やはり『一身上の都合』で辞任しているんです。ますます怪しいですよね」

 ちなみに末沢氏は、社長は辞してもオーナー職には留まった。

 では、その「何か」を解き明かしていくことにしよう。発端は、冒頭で触れた、全企業のトップが改めて襟を正したであろう昨年10月6日の出来事だった。

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