前人未到! センター試験「900点満点」のスゴさ 子供4人を東大「佐藤ママ」も脱帽

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果たして2次試験は…

 センター試験のウェートが低い、という話が出たが、事実、550点満点で競われる東大入試で、センター試験が占める割合は5分の1にすぎない。つまり、900点満点のセンター試験を110点に圧縮し、深い思考力が問われる記述式の2次試験との合算で合否が判定されるのだ。

 今年、センター試験で満点をとった受験生が志願する理科一類は、数学120点、英語120点、国語80点、理科2科目120点と、計440点の2次試験が課せられる。だからセンター試験が900点満点でも、平均点近くの800点前後の生徒とくらべ、12点ほどのアドヴァンテージがあるにすぎない。しかし、

「たしかにセンター試験と2次試験は質が異なるので、センターがよかったから2次もいいとはかぎりません。でも、センター試験でここまでとれる子が、2次対策をいい加減にやってきたはずがないでしょう」

 と佐藤さん。さる大学受験塾の講師も、

「センター試験で満点近くとれるほど基礎力が盤石な生徒に、応用力が足りなかったというケースは聞いたことがない」

 と話すのである。

週刊新潮 2018年2月22日号掲載

特集「前人未到! センター試験『900点満点』を取った『名門高校生』の家庭教育」より

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