安倍総理とサシで“ひれ酒”でも… 「岸田文雄」総裁選への熱量

政治週刊新潮 2018年2月8日号掲載

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 サシで飲むのは、半年ぶり――。

 安倍総理(63)と岸田政調会長(60)である。1月25日の夜、2人で会食したのだ。

 政治部デスクの話。

「岸田さんは1月アタマに総理から声を掛けられていたそうです。場所は赤坂の高級ふぐ料理店。料理に舌鼓を打ちながら、寒かったせいか、2人ともビールもそこそこに、ひれ酒を堪能したようです」

 もっとも、肝心の2人の間で交わされた会話の中身については、

「番記者が岸田さんに声を掛けたのですが、“いやまあ、単に情報交換、意見交換だよ”とお茶を濁していましたね」(同)

 それでも記者が食い下がったところ、

「“昔のいろんな総裁選について話をしました”ともらし始めた。そこで、“今年の総裁選については?”と畳み掛けると、“『総裁選あるね』とだけ、言葉を交わした”と」(同)

 岸田氏率いる派閥「宏池会」の関係者が嘆息する。

「野田さんや石破さんが出馬を表明する中、岸田さんだけ明言を避け続けている。出るなら出る、出ないなら出ないではっきりしてほしい。安倍さんと仲良く飲んでる場合ではないですよ」

 他派閥幹部が続ける。

「今回、下手に出馬してもし第3位になってしまったら、安倍さんからの“禅譲”の線が、立ち消えになってしまう可能性が高い。岸田さんは何よりそれを恐れていて、かなり慎重になっているんですよ」

 それだけでなく、

「安倍さんの頭の中には、今国会の会期中、自民党内の改憲案がまとまり、公明党との擦り合せが終った後、高村副総裁を退任させ、そこに二階幹事長を据えようという構想があるようです」(同)

 その際、

「空いた幹事長の椅子を岸田さんに、というハラらしいのです。実際にそうなるかどうかはともかく、この時点でこれをチラつかされたら、いよいよ身動き取り辛いのでは……」(同)

 ひれ酒とは裏腹に、岸田氏の総裁選への熱は冷める一方なのだ。