創価学会が賞賛の「とろサーモン」 “入信は高校卒業後”久保田の母語る

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新たな「広告塔」

 そんなとろサーモンは、売れっ子芸人の登竜門となっている「M-1グランプリ」で、昨年12月、ナイツが果たせなかった優勝を飾る。彼らの芸を、江戸川大学准教授でお笑い評論家の西条昇氏はこう解説する。

「お金がない時に当時の妻をガールズバーで働かせたとか、その妻の財布から金を抜いて危うく逮捕されそうになったといった、久保田のクズっぽいエピソードがとにかく強い。『闇』を孕んだシュールで毒のある面白さが持ち味と言えるでしょう」

 こうして「毒」を武器とし、今年さらなる露出増が期待されるとろサーモン。創価学会に詳しいジャーナリストの乙骨正生氏は、

「公明党の比例獲得票が減っているように、創価学会は退潮傾向にあると言えます。それだけでなく、平和や人権尊重を主張する創価学会の中では、集団的自衛権の行使容認、共謀罪の成立、改憲論議など、公明党が自民党に引きずられていることに不満の声があがっている。こうした状況で、学会員の士気を保ち、高めるために、勤行会でとろサーモンの話題を出したんでしょう。広告塔ですね」

 と、学会内で持て囃される背景を指摘するが、前出の久保田の母親は、

「息子たちは15年以上の下積みがあってようやく人気が出ました。いつまた昔の状態に戻ってしまうかヒヤヒヤで不安です」

 鰯(いわし)ならぬとろサーモンの頭も信心から。信仰との縁が実を結び、果たして彼らは旬である今の人気が「とろ」けるのを「さけ」ることができるのか。

週刊新潮 2018年2月1日号掲載

ワイド特集「縁は異なもの味なもの」より

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