涌井秀章「メジャー移籍失敗」でロッテに戻るが、日本でも崖っぷちな現実

スポーツ 野球 2018年2月4日掲載

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あまりに繊細なメンタル

 先の関係者が、赤字の現状について明かす。

「ロッテのような菓子メーカーが親会社だと相当額の宣伝費を計上できます。野球チームも宣伝の一環で、赤字は“必要経費”だと尻拭いしてきました。しかし2004年に赤字は40億円に膨れあがり、まずは積極経営で黒字を伸ばす方針転換を行いました。結果は成功で、昨年は赤字を5億円まで縮小させています。そして今季は、いよいよ赤字ゼロが目標なのです。とはいえ集客やグッズの売れ行きだけに任せるというのも心許ない。今季は高額年俸の選手が不甲斐ない成績だと、相当に風当たりが強くなるはずです。涌井は厳しいプレッシャーにさらされることになります」(同・球団関係者)

 昨季、涌井の推定年俸は2億5000万円。これで5勝しかしていないのだから、1勝5000万円という計算になる。よくもまあ、こんな成績で再び迎え入れたなと感心してしまうが、今季も似たような成績となれば、さすがにフロントの堪忍袋の緒も切れるかもしれない。

 では次に、伊東勤氏がロッテを去った悪影響について見てみよう。先の関係者が明かす。

「涌井は身長185センチ、体重85キロ。少なくとも一般社会では大男ですが、ハートは相当に繊細です。西武時代、当時の監督だった渡辺久信さん(52)と、良好な人間関係を築くことができず、成績も不振に陥りました。その苦境を救ったのが、涌井が西武に入団した際に監督だった伊東勤さんです。涌井がロッテでそこそこの成績を挙げられたのも、伊東監督に守ってもらっていたからに他なりません」(同・球団関係者)

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