“ポスト・タッキー”デビューでも… 心許ないジャニーズ帝国の逆襲

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「『下』が育たない」

 しかし、祖母も破顔させるジャニーズによる「平野押し」は、

「逆にジャニーズ帝国の焦りを物語っていると言えるでしょう」

 として、先の記者が帝国の「国力」を分析する。

「SMAPが解散し、嵐こそいるものの、それに続く『国民的アイドル』がいない。とりわけ、『束売り』ではなく、ピン(ひとり)でも通じるスターが不足。滝沢秀明(タッキー)、亀梨和也以降、ピン売りできるタレントが出てきていません。平野を育てあげるのはジャニーズにとって急務なんです」

 だが、別の芸能記者曰く、

「平野は声域が狭くてセリフに抑揚がなく、演技で喜怒哀楽の違いをほとんど付けられない。おまけに音痴。『honey』の試写も観ましたが、とてもじゃないが主役を張れるタマではなく、映画がコケる可能性大だと感じました」

 元ジャニーズJr.の平本淳也氏の解説。

「目下、ジャニーズではとにかく『下』の世代が育たない。昔は、ジャニーさんは逸材に『一球入魂』でしたが、今はJr.が増えすぎて、グループを作っては消え、作っては消えという状態。一般的に広く認知されているのは滝沢や嵐までで、その下のアイドルは、10代、20代のファン以外には知られていないでしょう。キンプリも、CDデビューしてもどうなるか分かりませんね」

 祇園精舎の鐘の声、ジャニーズ無常の響きあり?

週刊新潮 2018年2月1日号掲載

ワイド特集「縁は異なもの味なもの」

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