「嵐」チケット“100万円”で転売も… 「チケキャン」閉鎖でジャニーズはニンマリ

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“入手したければファンクラブ”の導線

 引き続き記者氏に解説してもらおう。

「そもそも、ファンは会員向けのコンサートの抽選に参加したくてFCに入会します。でも入れば必ず当たるというものでもないですし、よほど熱心ではない限り、年4000円の会費はハードルになります。そういう人たちは、これまで一般発売と、そして転売屋にチケットの入手を頼っていました。ところが後者が撲滅されるとなれば、チケットの入手先がFCか一般に限られることになります。入手の可能性を高めるためにはFCに入会せざるを得ないこの状況は、ジャニーズに限らず、アーティストを抱える事務所にとってはおいしい展開でしょう。転売が横行する前に戻っただけ、ともいえますが」(同)

 SMAPの40億円をすぐに埋めるのは難しいにしても、

「新グループ『King & Prince』が今春CDデビューしますし、来年19年は嵐の結成20周年。こうしたコンサートのチケットを手に入れるには、やはりFCに入って抽選に応募するのが手っ取り早い方法なわけですから、FCのハードルは下がります」(同)

 稼ぎ頭を失ってもしぶとく生きるJ帝国は、不滅なり――?

週刊新潮WEB取材班

2018年1月28日掲載

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