競泳日本代表の「飯炊き殴打事件」 トホホな場外戦も

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 禁止薬物混入事件が起きたカヌー界と比べたら──。

 リオ五輪競泳男子200メートル平泳ぎで5位入賞し、昨年の世界選手権同種目で銀メダルを獲得した小関也朱篤(やすひろ)(25)が後輩に暴行したことが明らかになった。

 事件は、昨年11月から12月にかけてスペインで行われた代表合宿で起きた。

「同じミキハウス所属の後輩である天井翼(23)が、一緒にするはずの炊事当番に遅刻。腹を立てた小関が、天井の腹に1発、顎に1発食らわせたというのです」

 と大手紙水泳担当記者。

「天井は遅刻を否定していますが、つまるところ“ご飯は何分で炊けるのか”で両者の認識に隔たりがあったらしい。小関は45分で、天井は15分で炊けると思っていたみたいです」

 事件が報道されると、ネット上で妙な論争が沸き上がった。

〈たった15分で10合以上の米は炊けるのか?〉

 そんな疑問をツイートしたのは、リオ五輪100メートル自由形代表の塩浦慎理(26)。

 すると、同じく400メートルリレー代表の古賀淳也(30)がこんな書き込みをした。

〈使ってたやつは15分くらいでいけるらしいよ〉

〈しかも毎食10合も炊いてないって〉

 それに対して塩浦が、

〈いや僕もやりましたが30分くらいはかかりますし、10-12合くらいは毎回食べてたんじゃないですかね笑なんなら米洗うだけでも10分はかかってしまいますね〉

 と反論すると、古賀は、

〈前日にもう用意しててボタン押すだけだったって聞いてるけど? 慎理は何回当番回ってきて何回やったの?〉

 一方の塩浦も、

〈合宿に参加していなかった淳也さんがとやかく言うことじゃないとは思いますが。。〉

 なお、これら一連の応酬は既に削除されている。

「ちなみに、天井の大学時代の恩師でもある平井伯昌競泳委員長によると“15分で炊けることは事前に全員に伝えていた”そうです」

 ──カヌーの一件と比べたら何とも牧歌的な騒動だけど……トホホ。

週刊新潮 2018年1月25日号掲載

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