大晦日に引退会見の井岡一翔、“父と縁を切って復帰”の未来図

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〈このあと大物アスリート生放送で引退発表!〉

 ボクシング世界戦などの中継を終えたTBSがかように告知したのは12月31日の午後11時過ぎだった。

“大物”とは、元3階級王者の井岡一翔(28)。会見冒頭で、“前日に引退届を提出した”と明かした一翔は、涙もなければ笑顔もなし。「更なる目標を見つけた」と述べつつも、具体的には「今は言えない」。昨年4月に王座防衛に成功して脂が乗り切っている今、なぜ“引退”か、不可解極まる会見だった。はたして彼の真意は何なのか。

「そもそも引退会見であるにもかかわらず、実父でジム会長の井岡一法氏が立ち会っていない。真意を読み解く鍵はそこにあります」

 と、さるボクシングライターが解説する。

「実は一翔と一法氏は絶縁状態。原因は、一昨年秋に週刊新潮が報じた脱税疑惑です。記事を読んで自分が稼いだ金の使途を知った一翔は、親父に愛想を尽かし家出してしまったのです」

 一翔が転がり込んだのは、かねてより交際していた歌手・谷村奈南の家。昨年5月に2人は結婚したが、父親は蚊帳の外だったのだとか。次戦の目途が立たない中、11月に一法氏は一翔不在の会見を開き王座返上を発表。一翔が8カ月ぶりに公に姿を現した場こそが大晦日の会見だった。

「実は一翔は、親父と縁を切ってボクシングを続けようとしているのです」

 と先のライター。

「でも一法氏は移籍を認めない。そこで引退届を提出して、いったん自由の身になる作戦に出たのです」

 引退届を提出すると、二度と日本のリングに立つことができなくなるが、

「“更なる目標”とは、ずばり“海外での現役復帰”。ごく親しい関係者にはその意向を漏らしています」

 そういえば、番組MCを務めるビートたけしが一翔に“いつでも戻れる体は鍛えておいて”“もう一回闘って”と声を掛けていたが、あれは……、

「復帰のための伏線です。きっと“たけしさんの言葉で気持ちが変わった”とでも言うのでしょう」

 一翔の初夢は叶うのか?

週刊新潮 2018年1月18日号掲載

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