蓮舫はセウォル号の船長か 泥船から立憲民主に遁走

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トラブルメーカー

 どうやら、どこの党に行けば、いかに目立てるかだけを考えていたようなのである。

 別の政治部記者にも聞くと、

「蓮舫さんは、“二重国籍問題”に真摯に対応しようとせず、なかなか批判が収まりませんでした。さらに、彼女が代表として挑んだ昨夏の都議選でボロ負けし、民進党の地盤沈下は止まらなくなった。低迷のきっかけをつくった張本人なのに、セウォル号の船長のように我先にと泥船から逃げ、立民に移るのは無責任だとの批判は免れません。蓮舫さんはその批判をかわすため、党執行部との対立構図を印象づけ、立民入りは仕方がないという雰囲気をつくり出そうとしたのではないでしょうか」

 しかし、そんな猿芝居まで打ったのに、移籍先の立憲民主党からそれほど歓迎されているわけではないという。

「トラブルメーカーの蓮舫さんが来ると、せっかくの上り調子なのに、立民に負のイメージがついてしまうと危惧する議員もいます。枝野代表自身も、“彼女が来て、得になることはない”と言っているくらいです」(同)

 一方、民進党から離党を惜しむ声は聞こえてこない。

 民進党のある参院議員が明かす。

「蓮舫さんは立民入りを匂わせてから、大塚代表や増子輝彦幹事長をはじめとして誰からも慰留されず、電話すらかかってこなかったそうです。党内で、本人が冷たい目で見られていたことは確かですから。しかし、蓮舫さんは、そのことについて、“みんな、ひどい”“冷たいよね……”などと寂しそうに話していました」

 厚顔無恥で目立ちたがり屋の政治家に、党を移ったからといって何を期待すればいいのか。

週刊新潮 2018年1月18日号掲載

ワイド特集「始末に困る人」より

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