金子恵美はどこへゆく テレビにひっぱりダコでも地元から「絶縁状」

政治 週刊新潮 2018年1月4・11日号掲載

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 この2人には、「夫唱婦随」よりも「婦唱夫随」なんて言葉がピッタリなのだ。先の衆院選で落選した金子恵美元議員(39)夫妻である。夫は美人代議士と持て囃された妻を頼り、テレビ共演で糊口を凌ぐ。今や各局からひっぱりダコと嬉しい悲鳴だが、実は彼女の地元・新潟から「絶縁状」が突きつけられていたのである。

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 金子氏といえば、総務政務官時代、保育園の送迎などに公用車を使っていたことで物議を醸した。その夫・宮崎謙介氏(36)も、「週刊文春」の不倫報道で議員辞職に追い込まれ、共に「魔の2回生」として世を騒がせたスキャンダル夫婦だ。

 そんな2人は、12月2日に放送された「橋下徹&羽鳥慎一」特番(テレビ朝日系)を皮切りに、“生番組初共演”と銘打った24日放送の「サンデージャポン」(TBS系)で、都心の高層マンションにある自宅を初公開。同じ日に放映された「ビートたけしのTVタックル」特番(テレ朝系)や25日放送の「もしかしてズレてる?」(フジテレビ系)にも金子氏が出演するなど、並の芸能人より露出度は高いのである。

 これらの番組では、総じて、夫は家事や料理をこなし、妻は1児の母として子育てに励む姿をみせている。互いに好感度を上げようと必死な様子が伝わるが、元代議士夫妻にもかかわらず、今後の政治活動への言及はほとんどないのだ。

次の選挙も勝てない

 憤りを隠せない様子で金子氏の後援会幹部が言う。

「あの夫婦はね、不倫ネタでイジられ、子育てに密着させ、プライベートの切り売りをしているだけ。テレビに出る暇があるなら、敗戦処理をきちんとして欲しい。選挙が終わって2カ月が経つのに、金子さんの口から次の選挙に出たいのかどうか説明がないんです」

 もともと自民党の新潟4区支部長だった金子氏は、落選後に続投するしないの意思表示を留保し続けていた。で、業を煮やした県議団は、幹部が一堂に会する12月22日の県議会閉会までに回答を求めていたが、

「結論を言えば、彼女の続投はないと決まりました。22日に対策会議を開いたんですが、金子さんに都合がつかないと言われてしまいましてね。本人欠席のまま話し合いをしたんです」

 と話すのは、会議に参加したある県議である。

「残念ながら、身内から絶縁状を突きつけた格好になりましたけどね。選挙を手伝ってくれた人たちへロクに挨拶もしないようでは、次の選挙も勝てないので」

 対立候補として都合3回小選挙区で戦い、ようやく今回当選した無所属の菊田真紀子議員(48)によれば、

「私は落選中、負けた時の方が地元への挨拶まわりは大事だと学びました。金子さんは、選挙中に何度も地元のためと繰り返し、子育てをしながら政治家をやっていくと仰っていた。そんな簡単に、地元を捨てられるものでしょうか……」

 これらの声を金子氏はどう聞くか。自宅を訪ねたところ、代わりに応対したのは夫の宮崎氏で、

「取材は受けてないんで」

 とニベもない。どこへゆこうが勝手だが、どうか“立つ鳥跡を濁さず”の言葉だけはお忘れなく――。

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