俳優・神木隆之介の「呪われた2017年問題」――僭越ながら“お祓い”をお勧め

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表面化しなかった悪運も1件……

 最悪の流れで10月からテレビドラマ「刑事ゆがみ」(フジテレビ系列)がオンエアされる。浅野忠信(44)との競演は注目を集め、内容を評価する声は決して少なくなかった。視聴率こそ平均6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低かったが、ファンもしっかりついていた。“名誉ある敗北”というイメージが成立しそうな雰囲気だったのは事実だ。

 しかし、神木とは全く関係のないところで不祥事が起きる。浅野忠信の父で、所属事務所の社長を務める佐藤幸久容疑者(当時68)が11月30日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで警視庁渋谷署に逮捕されてしまったのだ。視聴率に悪影響が出たりすることはなかったが、やはりドラマに泥を塗り、後味を悪くしたことは間違いない。神木にとっては「背後から弾が飛んできた」としか言いようがないだろう。

 以上が表面化した事実だが、実はもう1つ隠された悪運があった。何の発表もされていないが、人気シリーズとなっている映画「るろうに剣心」(ワーナー・ブラザースジャパン)の最新作が製作中止に追い込まれているのだ。

 和月伸宏(本名・西脇伸宏)の人気コミックを原作とした映画版は、「3月のライオン」の大友啓史が監督、主演は佐藤健(28)が務めている。神木は14年8月と9月公開された第2、3作となる「京都大火編」と「伝説の最期編」に出演。それぞれ約52億円、約43億円のヒット作となっていた。

 だが、和月伸宏という名前に鮮明な記憶をお持ちの方は多いに違いない。17年11月21日に、和月容疑者は児童ポルノ所持違反で警視庁に書類送検された。映画版「るろうに剣心」のようなドル箱が第2、3作の製作で終わるはずもなく、2018年には次回作の撮影が予定されていた。それが事件の発覚により、当然ではあるが、撮影中止が決まったという。

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