実父激怒で「白鵬」理事長への野望は暗雲 モンゴル一門結成を支える勘違い「美人妻」

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エルメスのバッグに変更

「転換点になったのは、2010年の横綱朝青龍の引退。“ようやく自分の時代がきた”ということで徐々に本性を現し始め、朝青龍の優勝回数25回を超えた13年あたりから横柄な態度が目立つようになった」(先の相撲協会関係者)

 実際、白鵬の支援者は、

「今思うと、ここ数年で白鵬の態度はみるみる大きくなっていった」

 と、証言する。

「2、3年前、ある会社の会長を白鵬に紹介したことがあるのですが、行儀よくしていたのは最初だけ。銀座のクラブなどに行くと、両脇に自分の好みの、派手でノリが良くて巨乳の女の子を置き、会長に遠慮する素振りを全く見せずに勝手に盛り上がる。正直、学のなさや育ちの悪さを感じたよ。そのうち、会長は白鵬を飲みに誘わなくなった」

 東京・錦糸町のスナックの元ホステスによれば、

「3年ほど前、白鵬関の隣についたことがあるのですが、背中から服の中に手を入れてきてブラジャーのホックを外され、胸を揉まれました。嫌な客でしたね」

 ここ数年で態度に変化が見られた人物が、白鵬の身近にもう1人いる。美人妻の紗代子さんだ。“徳島の山林王”と呼ばれた実業家の娘で、07年に白鵬と結婚。白鵬が横綱に昇進したのはその5カ月後だった。

 白鵬が所属する宮城野部屋の関係者が言う。

「紗代子さんは部屋の若い衆や横綱の付け人を自分のマネージャーか何かと勘違いされているようで、例えば、迎えの車が来ても、付け人がドアを開けるまで待っている。また、付け人たちの仕事の“チェック”も厳しい。地方巡業に向かう横綱の着替えなどの荷造りは付け人がやるのですが、準備が終わると、紗代子さんはそれを床一面に広げさせる。そして、“これは要らない、あれが足らない”とやるのです」

 そうして培われた部屋の若い衆や付け人との“人間関係”が生きるのが、

「横綱が紗代子さんにプレゼントをする時です。横綱は大抵、付け人にお金を渡して買い物を頼みます。紗代子さんは買い物を言いつけられた付け人に電話して何を買えと言われているのかを聞きだし、自分の好みの色に変更するよう指示したりするのです。ヴィトンのバッグが、より高価なエルメスのバッグに変更されたこともあるそうですよ」(同)

 15年の初場所で史上最多33度目の優勝を果たした時、白鵬は「強い男の裏には賢い女性がいます」と言った。付け人の使い方が上手な“賢妻”は、目下の大逆風をどのように受け止めているのだろうか。

週刊新潮 2017年12月21日号掲載

特集「『貴乃花』は玉砕するのか」より

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