女子ゴルフ新人戦、勝者は25歳 “勝みなみ世代”破る

スポーツ 週刊新潮 2017年12月21日号掲載

  • ブックマーク

 LPGA新人戦「加賀電子カップ」が行われた。

 出場したのは、7月に行われたプロテストに合格した女子ゴルファー全22人。プロテストは満18歳(4月1日時点)で受験資格を得るため、合格者もやはり18〜19歳が多く、今年は約半数を占めている。

 この学年は“黄金世代”と呼ばれる当たり年だ。

 長い間、その筆頭とされてきたのが勝みなみ。高校1年生のとき、プロツアー「KKT杯バンテリンレディス」にアマとして出場し、ツアー史上最年少となる15歳293日で優勝を果たし、一躍全国にその名を轟かせた。ただ、それ以降は優勝から遠ざかっている。

 代わって台頭したのがご存知、畑岡奈紗だ。昨年の日本女子オープンを、史上最年少の17歳263日で優勝して世間を驚かせた。以降、この学年は“畑岡奈紗世代”と言われることが多くなった。もっとも、畑岡はこの優勝後に特例でプロになったため、プロテストを受けておらず、今回の新人戦にも出場していない。

 2日間で行われたこの大会、初日は沖縄出身でルックスにも定評のある新垣比菜(19)が首位に立った。勝は4位。だが、“勝世代”を抜き去って逆転優勝したのは25歳、沖せいらだった。実は彼女、既にプロとしてツアーに参戦している。

「東北福祉大出身の彼女は22歳でプロテストを受けて不合格。でも、同年のQT(予選会)で好成績を挙げツアー出場資格を得た。ただ、昨季はシード落ちしたため、今年再びプロテストを受験。成績によっては“出場資格”というご褒美にありつけますから」(ゴルフ記者)

 優勝会見で「“黄金世代”と同期の気分は?」と問われた沖は、

「私たちも黄金世代と呼ばれていましたから!」

 とキリッ。たしかに、沖の学年も通算8勝の成田美寿々など多士済々だ。

 本大会優勝者には不動裕理、横峯さくら、上田桃子、森田理香子らが名を連ねる。

 沖世代――いつかはそう呼ばせてね、せいら姉さん。