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マンションの上階で殺人、部屋には血混じりの水漏れが! 所有者に振りかかった地獄のようなトラブルとは
その事件は、ある日、突然起こった。
国際結婚をしてアメリカに住む久川さんの人生設計は、ある1本の電話をきっかけに大きく崩れていく。
発端はこうだ。
独身時代に買ったローンの残る分譲マンションを賃貸に出し、賃貸料をローン返済に充てていた久川さんに「お宅のマンションで水漏れがありまして、ちょっと来て頂けますか?」という電話が実家にあったのは、ちょうどアメリカ住まいの久川さんが一時帰国中のこと。
「めんどくさいなー」と思いつつ、マンションに駆けつけた久川さんを待ち受けていたのは、ダダ漏れの水と、弱り切った賃借人と、なぜか警察。...
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「人の肉体は最後にはこうなるのだ」 死の「裏方」を知る「葬送の仕事師」たち
母は十年かけて少しずつ死んでいった。体中の機能が失われていき、やがて口を動かす機能が失われた。口が動かなければ食べられない。ある日、母のからだに直接栄養剤を送り込むための胃瘻の手術をし、その帰りがけに、中華料理屋で母のいない食卓を囲んだ。母が二度と食べることのなかった、あの餃子の味を、私は忘れることができないだろう。
あれは生きながら母を弔う通夜だった。母が少しずつ死に向かう間、私は突き動かされるようにして、濃厚に死の匂いのする現場に入り、『エンジェルフライト』で国際霊柩を、『紙つなげ!』で被災者の再生を描いた。...
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