日馬富士が引退会見で隠した本音… “ふざけんな白鵬!”

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「白鵬を『触媒』に…」

 そして、そもそも白鵬と日馬富士はそれほど親しいわけではない。

「朝青龍と白鵬の2横綱時代、日馬富士は朝青龍派でした。したがって、普段、白鵬と日馬富士はプライベートでよく飲むという間柄ではなかった」(同)

 にも拘(かかわ)らず、まるで吸い寄せられるかのように問題の飲み会で「対面」する羽目になった貴ノ岩と日馬富士。加えて、その飲み会で、最初に貴ノ岩を説教し始めたのは白鵬だったのである。それは中間報告でも明らかになっている。つまり、

「白鵬を『触媒』にする形で飲み会に参加した貴ノ岩と日馬富士が揉め、白鵬が始めた説教の煽(あお)りを受けて暴行事件に発展してしまった。日馬富士としては、事件の『お膳立て』をしたのは白鵬ではないかとの思いが拭い切れない。引退会見で、日馬富士の『加害者意識』が薄く映ったのはそのせいでしょう。彼がのみ込んだ本心は、『ふざけんな白鵬!』だったんですよ」(先の後援会関係者)

 白鵬の「白」が濁り始めているように感じるのは気のせいだろうか……。

 いずれにせよ、貴乃花親方(45)と白鵬の潰し合いは、酒を飲んで和解とはいきそうもない。

週刊新潮 2017年12月14日号掲載

特集「肉を切る『白鵬』骨を断つ『貴乃花』」より

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