2017年「爆上げ」株銘柄トップ10　1位は騰落率1098％で“あの立ち食いステーキ屋”

RIZAP、串カツ田中も

　8位に「RIZAPグループ」、10位にその傘下のアパレル「夢展望」がランクインしている点も気になるところ。株価の方は“太った”RIZAPは、近年アパレルやインテリアといった分野にも買収によって手を広げている。ダイエット会社のイメージからはやや意外な気もするが、

〈会社側には一応の理屈がある。それは「きれいになって自分を変えたい」といった、自己の欲求を満たす商品やサービスを提供する「自己投資産業」の企業を対象にしているというものだ〉（「東洋経済」2017年8月5日号）

　ということらしい……。

　RIZAPグループに挟まれて9位の「串カツ田中」は、関東圏で出店ラッシュを続ける飲食店である。“大阪伝統の味”を謳うも東京都・品川区に本社のある企業で、社長も田中さんではなく貫啓二氏。マザーズに上場したのが昨年9月で、今月13日にはアジア展開第1号となるシンガポール店もオープンする。3000円相当からのお食事券も付いてくる、昨年末からの株主には“二度漬け”でおいしい優待銘柄だ。

　と、ここまで景気のいい銘柄をご紹介してきたが、いわずもがな投資は自己責任である。株式相場の格言では“戌笑う”の2018年だが、さてどうなる。

週刊新潮WEB取材班

2017年12月10日掲載

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