でんぱ組.incねむきゅんが巡った「本のお仕事」の世界

エンタメ週刊新潮 2017年12月7日号掲載

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 本離れの加速、書店の休業が相次ぐ現状に心を痛めた本好きのアイドル、でんぱ組.incの夢眠(ゆめみ)ねむさん。

 少しでも本好きの人が増えることを願い、理想の書店をいつか作りたい。そんな想いを胸に、本にまつわる様々なお仕事を取材しました!

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 国内のみならず海外でも大人気のアイドルグループ「でんぱ組.inc」のメンバー、夢眠ねむさんは、好きが高じて書店でバイトしたこともあるという大の本好きだ。

 書店に並ぶ、未だ読んだことのない本の山を見て「全部読みたいから、長生きしたい」と呟き、陳列してある本が乱れていると、思わず綺麗に整えてしまう奇特なアイドルである。

「私は読書をすることも、その本がある本屋さんに行くことも大好きなんです。ですが、最近、深刻な読書離れが進み、書店が相次いで閉店しているというニュースを聞き、とてもショックを受けました」

 読書で感動して、自分の考えが大きく変わったり、大人になって、好きな本を自由に買えるようになった喜びを経験した彼女だからこそ、本をめぐる現状を変えたいと強く思った。

 そこで、ねむさんは、本好きにも愛され、本が苦手な人でも自然と本を手に取れる「物語の扉」となるような書店、「夢眠書店」を作ることを思いつく。その開業に向け、まずは本の勉強をしなければと、本にまつわる様々な現場を取材することになったのだ。

 その取材模様は、自著『本の本 夢眠書店、はじめます』に詳しいが、およそ2年にわたって、書店、流通、編集、宣伝、校閲、装丁と多岐にわたる仕事現場を訪れた。

「一番驚いたのは校閲のお仕事ですね。ミスをしなくて当たり前という姿勢には本当に感心しました。そのようなプロ意識を持った方々の努力によって、一人のお客さんの手元に本が届くのだと知ること出来ました。一層、本に対しての愛情が深まりました」

 一人でも本好きを増やすため、アイドルは日夜勉強中だ。