あす2日「サッカーW杯」抽選「ハリルジャパン」天国と地獄組合せ「完全公開」

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ブラジルW杯の「戦訓」

 逆に個人技が抜群の南米、スピードやパワーといった身体能力で敵わない中央アフリカの諸国は、日本の長所が封殺されてしまう。

「実は今回のW杯は、ドイツとブラジルの戦力が図抜けています。例年にない“2強体制”で、多くの専門家が、この2国で決勝戦が行われる可能性を指摘しているほどです。日本代表は個のタレントで勝負してくる南米を極めて苦手にしていますから、ブラジルとの対戦は11月の親善試合、1対3以上の悪夢的な展開となっても不思議はありません」 

 改めて2014年ブラジルW杯の戦訓を確認しておこう。六川さんが振り返るのは初戦、コートジボワールに1-2の逆転負けを喫した試合だ。

「前半16分に本田圭佑が先制弾を叩き出し、後は逃げ切れば勝利という試合でしたが、これがロシアW杯でも日本代表に求められる勝ちパターンです。堅守に徹し、カウンターで得点を狙う。ところがコートジボワールの屈強なフィジカルで組織的防御を崩され、逆転負けという最悪の結末を迎えます」

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