小林幸子も広告塔… 「詐欺会社」女社長と「江木俊夫」の蜜月

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1億円近くが…

 ロイヤルフーズの元社員によれば、

「財テクセミナーのあとのショーのほかに、ハッピーコンサートというものも開催して、お年寄りを釣っていました。南アフリカの鉱山開発とか輸入ワイン事業への投資などという胡散臭い話を持ちかけても、芸能人を呼べる会社ならばと信用してしまうのです。ちなみに、芸能人に支払っていたギャラは、小林幸子、あべ静江で150万円、柏原芳恵が100万円でした」

 しかし、江木は別格だったという。

「会社運営を主導していたのは朝子社長でした。江木とは蜜月関係で、それが離婚の原因ではないかと言われたくらい。朝子社長は江木にコンサルタント料も含めて月々200万円のギャラを渡していました。そのほかに、グッチのバッグや靴、最高級車のレクサスなども言われるがままに買い与えていた。会社にかかわるようになってからこの10年で、1億円近くが流れているはずです」(同)

 では、当の江木はどう答えるか。

「4月半ばに警察から事情聴取を受け、それからは何の連絡もないです。僕には、ご主人も朝子さんもとても罪を犯すような人には見えませんでした」

 だが、結果的に“広告塔”の役割を担ったことには責任を痛感しているという。

「実はいま、96歳になる父が危篤状態です。その看病をしていて、ふと思い出したのですが、ハッピーコンサートで、僕の本名である“亀田さん”と声をかけてきた男性がいた。聞けば、都庁勤めをしていた父の後輩の方でした。僕を観にきてくれたせいで父の後輩を被害者にしてしまったのではないかと、もの凄くやるせない気持ちになりました」

 反省しただけで、許されるわけもないのだが……。

週刊新潮 2017年11月30日号掲載

ワイド特集「阿弥陀の光も金次第」より

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