小林幸子も広告塔… 「詐欺会社」女社長と「江木俊夫」の蜜月

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 顧客を信用させるために、芸能人を広告塔にするのは、詐欺会社の常套手段。今回、警視庁に摘発された健康食品卸売会社の女社長は元夫とともに、蜜月関係にあった元フォーリーブスの江木俊夫(65)をはじめ小林幸子(63)らを客集めに使っていたという。詐欺の片棒を担いだ芸能人に責任はないのか。

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 11月15日、警視庁に組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で逮捕されたのは、「ロイヤルフーズ」(東京・五反田)社長の原田一弥(63)、元妻で関連会社「コンピタンスコーポレーション」社長の小野寺朝子(68)ら計8人。1046人の高齢者らに投資話を持ちかけ、総額約60億円を騙し取っていたという。

 両親が被害に遭った息子が憤慨する。

「騙されたのは、81歳の父親と76歳の母親です。発端は12年前、“食パン3斤100円”とか激安商品が並んだロイヤルフーズの折り込みチラシが新聞に挟まっていたことでした。両親は軽い気持ちで、店を覗きに行った。何度か買い物をするうちに健康食品を勧められ、最初は5000円程度のものを購入したそうです」

 すると、店の従業員から、“商品の案内を送りますから”と連絡先を求められたという。

「それから、案内が自宅に届くようになって、両親は度々店に顔を出していた。そこで、従業員の口車に乗せられ、羽毛布団やサプリメントを数十万円で買わされたりしました。また、イベントの招待状も郵送されてきた。午前中が社長夫妻による財テクセミナーで、午後はタダで食事をしながら小林幸子のショーが観られるというものでした」(同)

 そのイベントに参加したのをきっかけに2008年からの6年間で、約1400万円を騙し取られることになったという。

次ページ:1億円近くが…

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