安倍総理を悩ます「トランプ」「アッキー」気まずい関係

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“愚か者”と見なされる

 夫人の友人に聞くと、

「昭恵さんは、聖心女子専門学校の英語科卒。でも語学力は低く、外国人と英語で会話なんて、簡単なものでもまず無理ですよ」

 と言うから、まあ、気の利いたやり取りが出来なかったのは仕方ないにせよ、せめて挨拶くらいはしても良かったのではないか、と思えるのである。

「可能性はふたつです」

 先の外務省関係者は言う。

「ひとつは、トランプが調子に乗って、あるいは昭恵さんへの悪意があって、話を“盛った”可能性。もうひとつは、昭恵さんがトランプに気後れしたか、または肌が合わなかったかで、わざとコミュニケーションを取ろうとしなかった可能性。確かに、森永製菓のお嬢様と、海千山千の不動産屋とは気が合わないのも頷けますけどね」

 いずれにせよ、来たる晩餐会での状況も、またトランプに“披露”される可能性はある。昭恵夫人にとって、一挙手一投足に緊張を強いられるトランプとの席が“気まずい”ものになるのは間違いなさそうだ。

 元共同通信ワシントン支局長で、ジャーナリストの春名幹男氏は言う。

「外交の席で、総理夫人は夫のコミュニケーションの潤滑油となる、極めて重要な存在。ましてアメリカ人はただ黙っている人を“愚か者”と見なしますから、ニューヨーク・タイムズの読者は彼女のことをレベルが低いと思っているはず。この機会に挽回したいものです」

 先の総選挙では、各地への応援で不在の夫に代わり、地元・山口4区での挨拶回りに奔走した昭恵夫人。

「森友問題の反省からか、ほとんどマスコミには対応せず、集会も取材NG。沈黙を貫きました。そのことで逆に“疑惑隠し”と非難を浴びましたが」(先のデスク)

 しゃべってもしゃべらなくても、アッキーは、総理のお腹を痛くするのである。

週刊新潮 2017年11月9日神帰月増大号掲載

ワイド特集「バカ論」より

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