小学生のスマホ所持率が増加! スマホを使う子供に親が教えるべき4つのこと

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 情報セキュリティメーカーが実施した携帯電話・スマートフォン利用実態調査(2017年3月発表)によると、なんらかの携帯電話を持つ小学校高学年の生徒のなかで、スマホ所持率は60.2%に達していることが分かった。(※情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社「2017年 未成年の携帯電話・スマートフォン利用実態調査」より 全国の小・中・高校生男女と0~9歳の子どもを持つ保護者1197名を対象に実施)

 そんな時代のニーズに合わせ、子供向けのスマホも登場。ドコモやauのジュニアスマホが有名だ。また、2017年にはauがミライエフォルテを発売して話題になったが、大手キャリアなので子供向けのスマホでも月額5,000円近くかかり、割高と言える。対して“格安スマホ”は月額2,000円もあれば十分な機能が利用でき、お得感がある。中学生の格安スマホ所有率が13.0%に対し、小学生の格安スマホ所持率は21.0%と高く、キッズ携帯を卒業後、格安スマホへ移行、というのが最近のスマホデビューの定番なのだろう。

 そこでスマホを使わせるうえで、子供に教えたい4つのことを考えたい。

(1)使っていい時間をはっきりとさせる
食事中にはスマホをいじってはいけない、登校中の歩きスマホは厳禁といった基本的なルールを徹底させたい。また「1日1時間」といった家庭内ルールを設定するのもいいだろう。

(2)インターネットやSNSにはリスクを伴うことをきちんと話す
課金や違法なダウンロードなど、よく分からないまま利用してしまうケースもあります。個人情報が簡単に漏れてしまう危険性も具体的に教えてあげてほしい。

(3)料金が発生していることを教える
スマホは無料ではない。料金明細を使い、実際に子供が「いつ・どこで・誰に」かけているのかを一緒に確認するのがベスト。毎月料金が発生し、親が支払いをしているのだから、親が携帯を管理するのは当然と立場をはっきりさせることが大事。

(4)メールの書き方をきちんと伝える
友達同士のトラブルはメールが発端となることが多い。だからこそメールは、返信のスピードが勝負なのではなく「1度は読み返して、相手がどう受け取るだろうか」と考えさせるように教えていく必要がある。逆に、傷つく言葉を言われても重く受け止めすぎる必要がないことも合わせて教えてあげるのが親のつとめと言える。

 また、親が気になるところを網羅したTONEスマホも注目だ。例えば、アプリ制限機能で使って欲しいアプリを指定したり、時間制限機能で休日だけゲームやYouTubeを許可することができる。居場所確認機能も搭載しており、指定した位置への出入りが確認でき、習い事や塾などの送迎に便利だ。月額使用料が1000円という低価格も嬉しい。

 小学生からスマホ所持が増える今、子供に安心・安全なスマホを選んで、使い方をきちんと教えることが必要だ。

デイリー新潮編集部

2017年10月26日掲載

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