18歳「畑岡奈紗」 日本女子オープン連覇の“異次元の強さ”

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 国内女子ゴルフの最高峰「日本女子オープン」(優勝賞金2800万円)で、畑岡奈紗(18)が大会史上最多アンダーパー記録となる20アンダーで優勝した。このスコアは、メジャー72ホールの最少ストローク記録でもある。

 昨年のこの大会では史上初のアマ優勝を果たした畑岡。プロ1年目の今年は、樋口久子以来40年ぶり史上2人目となる連覇をやってのけた。これでメジャー2勝の最年少記録も更新。前週には「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でプロ入り後初優勝。これによりツアー2勝目の史上最年少記録を更新したが、もちろん今回でツアー3勝目の史上最年少記録も塗り替えている。さらに“大会連覇”と“2週連続V”の同時達成は史上2人目。そのどちらかがメジャーというのは史上初の快挙である。

 まさに異次元の強さというべき畑岡だが、ルーキーイヤーの今季は米ツアーを主戦場とし、18試合で予選落ち12回(棄権含む)とさんざんだった。シード権も獲得できていないため、来季は予選会から再挑戦となる。

 そんな失敗の原因を畑岡自身はこう分析している。

「準備もうまく整わないまま行ってしまって反省しています。お家とか借りないまま行って、ホテルを転々として、なかなか体が休まらなかったり……」(今大会の優勝会見より)

 今年1月にダンロップと5年2億円の用具契約を交わし、森ビルとも所属契約を結んだという畑岡である。家を借りるカネがなかったというわけではないだろうが……。

 ともあれ、この2週間で4000万円以上の賞金を獲得。一足飛びに豪邸を購入しては如何?

週刊新潮 2017年10月12日神無月増大号掲載

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