改憲私案で共産党に糾弾されていた立憲民主・枝野代表の「恥ずかしい過去」

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かつて共産党が枝野氏を批判した「事実」

 記事本文では、

《日本共産党の市田忠義書記局長(編集部註:当時)は9日の記者会見で、民主党の枝野幸男元幹事長が雑誌に発表した憲法9条改定にむけた私案について記者に問われ、「集団的自衛権の行使に道を開く危険な内容だ」と批判しました》

 とし、他にも市田氏が、

《「憲法の命ともいうべき、侵略戦争の反省の上にたって『二度と戦争はしない』という9条1項を生かしめているのは、『軍隊をもたない』『交戦権は認めない』という9条2項だ」と強調。その上で「(私案は)その2項を変えないというが、新たな条項を加えることによって、事実上、日本がアメリカと一緒に海外で戦争できる国にしようとする安倍政権と同じ道を歩む危険なものだ」》

 と主張したと伝えている。こんな共産党と、枝野氏が代表を務める立憲民主党が選挙協力を行うというのだから、これこそ真の野合ではないか。共産党に取材を申し込むと、党中央委員会から回答があった。

「枝野氏の私案が、共産党の主張と違うという指摘だが、そもそも今回の3野党合同は、市民団体・グループの要請を受けてのものであり、安倍政権の退場、安倍政権による憲法改悪阻止を実現するためのものです。そして野党共闘として7つの政策を確認しています」

 回答にある7政策は共産党の公式サイトなどに掲載されている。要約すれば、①第9条改正への反対、②特定秘密保護法・安保法制などの白紙撤回、③原発ゼロ実現、④森友・加計及び南スーダン日報隠蔽疑惑を究明、⑤保育、教育、雇用政策の拡充、⑥生活底上げの経済・社会保障政策確立、⑦LGBTに対する差別解消施策・女性に対する雇用差別・賃金の格差を撤廃、選択的夫婦別姓や議員男女同数化の実現――というものだ。

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