北海道に行けない「安倍総理」の「Jアラート」自縄自縛
旧日本軍は、戦線を拡大して敗戦の泥沼に嵌(は)まっていった。旧ドイツ軍も、東部戦線と西部戦線を同時に維持することができずに敗れた。そして今、安倍自民も「二正面作戦」を強いられようとしている。
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前門の小池、後門の北朝鮮。難敵たちに挟撃されつつある安倍総理――。その危機感が、目下の官邸内を暗く覆っているという。
全国紙の官邸担当記者が、「安倍軍」の雰囲気をこう説明する。
「菅さん(義偉・官房長官)は、希望の党の設立や小池さんの動向について何を訊(き)かれても『あり得ないっしょ』と吐き捨て、予測不能な事態となったことに苦々しい思いを募らせている様子です。総理最側近のひとりである今井(尚哉(たかや))秘書官も、『お前のところも小池応援団か』『お前のところもそうなんだろ』『お前のところもだろ』と、我々メディアに八つ当たりし、とにかく不機嫌ですね」
こうした空気を一掃するには、大将自ら先頭に立って士気を鼓舞するしかなさそうだが、
「安倍さんが前面に立とうにも、ちょっと心配なことがありまして……」
と、ある自民党職員は顔を曇らせる。
「10日の公示後、北海道や東北に遊説に行ってもらうことは難しいかもしれません。仮に行ったとしても、また『北の暴君』がやらかす可能性がある。そうなったら、みっともなくて目も当てられませんからね」
そもそも、今回の解散の大義のひとつは北朝鮮危機である。しかし、金正恩朝鮮労働党委員長の挑発はエスカレートするばかりで、ミサイルを発射し続けた挙句、米朝開戦の危険性が高まっているのは周知の通りである。
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