「日本が核を持たないから君たちも持つな」という説得は可能なのか 『カエルの楽園』の教訓

社会 2017年9月20日掲載

日本共産党書記長の北朝鮮説得術

「もし襲われたら、どうするの?」

「襲われたって争いにはなりません」

「どうして?」

「ぼくらが争わなければ、争いにはならないからです」

 これは百田尚樹氏のベストセラー『カエルの楽園』の一節だ。「カエルを信じろ」「カエルと争うな」「争うための力を持つな」の「三戒」を持つ、ツチガエルに対して、アマガエルが「それで国が守れるのか」という素朴な疑問をぶつけた時の会話である。

 こちらが争おうとしなければ、争いは起きない――こうした教えは幼稚園や小学校では大切なのかもしれないが、国際政治を舞台とした場合には、あまりに無邪気すぎる、というのが常識だろう。

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