高木毅・元復興相のパンツ泥棒疑惑、自民党福井県連が事実認定の衝撃

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政敵を潰すため、という説は否定

 こうなれば、山本氏ご本人に話を聞くより他にない。事務所に取材を依頼すると、いきなり本人が記者の携帯に電話をかけてきた。逃げも隠れもしない、というわけだ。

「確かに県連の会長である私の責任において、郵送された封書で間違いありません。出発点としては、福井県が合区の対象になるのは大問題だから、それに反対する文書をお送りすることになりました。更に、このタイミングで郵送するのだから、県連の調査に関して間違った報道が行われたことも知ってもらい、是正したいと考えたのです」

 そもそも週刊新潮が下着泥棒の過去があったと報道した際、山本氏は高木サイドに「虚偽の報道なら、訴訟を起こした方がいい」とアドバイスしたという。

「ところが高木さんは法的な措置をとらなかった。そのためにマスコミの報道は続いた。だから我々は彼の無実を証明しようとしたんです。立派な会社に調査を依頼してみると、残念ながら報道が正しかった。おまけに、出来心で1件だけ罪を犯したのならともかく、複数件の犯行という可能性も出てきた。率直に言って、これには困りました」

 県連として報道対応を行っても、基本はローカルニュース。そのため山本氏が会長として損な役割を引き受けたという。

「そもそも収支決算の了承を求める県連の総務会に、高木さんも出席するという話だったんです。ならば弁明してもらう必要もあるだろうと考えていたのですが、結局は欠席だったんです。全く瑕疵のない手続きを重ねたにもかかわらず、それを全国に周知させる方法がない。ならば少なくとも党内だけでも正しい情報を共有してもらおうと、県連として封書を送ったんです」

 政敵を潰すための行動、という説は、即座に否定した。

「そういう目的なら、県連の封筒なんて使いません。誰か他の人にやらせて、私は素知らぬ顔をします。私の責任において行ったのは、他にやる人がいないからです。私は県連の会長ですから」

 ちなみに前出の関係者によると、山本氏サイドが高木事務所にも封書を送ると、即抗議の電話がかかってきたという。

週刊新潮WEB取材班

2017年9月14日掲載

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