メルカリ、“盗品防止”の要請を一蹴 1000億円超上場も問われる姿勢

社会週刊新潮 2017年8月31日秋風月増大号掲載

万引き本800冊出品でも放置! 泥棒市場と化す「メルカリ」(下)

 今年12月には東証への上場が予定され、時価総額が1000億円を超えると言われる「メルカリ」。その一方で、「現金」の出品や援助交際を匂わせる出品、そして万引き本をはじめとする盗品の出品が相次ぎ、社会問題となっている。

 徳島県内で書店やレンタルDVD店を展開する「平惣(ひらそう)」では、「少なくとも795点、金額にして約110万円分の損害」(営業統括部長の後東祐次氏)が出ているといい、「メルカリ」は“泥棒市場”と化しているのだ。

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 平惣の事件の前にも、大量の盗品がメルカリで売られていた事例がある。証言するのは、大手書店チェーンの札幌支店長だ。

「昨年8月、医学系の専門書など高額な書籍を5冊万引きした男を見つけて捕まえたのです。その後、余罪を追及すると過去にも万引きしたことがあり、それらをメルカリで転売していたと白状したのです。医学書は高く売れますからね。実際、調べてみると男のスマホには出品記録が残されていました。少なくとも51冊をメルカリで転売したことが分かっています」

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