安倍昭恵、お付き秘書が廃止に 活動再開

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 内閣改造で持ち直したとはいえ、危険水域までダウンした安倍内閣の支持率。その原因の一端は、夫の足を引っ張る安倍昭恵総理夫人(55)にある。そんなアッキーの周囲にも、人事刷新の大鉈が振るわれた。夫人お付きの秘書が廃止となり、彼女は再び野に放たれることになるという。

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 8月4日、菅義偉官房長官は会見で、昭恵夫人をサポートする5名の政府職員のうち、内閣官房に出向していた2名を夫人付きの常駐から外したと発表した。

「7月の人事異動に合わせて、経済産業省に帰任しました。後任はございません」(内閣官房内閣総務官室)

 残る非常勤の3名は外務省からの派遣組で、今後は総理外遊に夫人が同伴する時に限りサポートを行う。

 政治部記者が解説する。

「菅官房長官は、夫人との連絡調整などの業務が効率化したなどと説明しましたが、背景には夫人付きの職員の存在が国会で批判されたことがあります」

 森友問題も発端は昭恵夫人が大阪地検に逮捕された籠池夫妻と親交を深めていったことにある。当時、経産省から出向していた夫人付きの秘書・谷査恵子氏が、国有地取得にあたって籠池氏とやり取りしたFAXが国会で追及されたことは記憶に新しい。

 それ以外にも、昭恵夫人はお付きの職員を伴い自民党候補の選挙応援に駆け付けるなど、その公私混同ぶりが度々物議を醸してきた。

 そんな批判を他所(よそ)に、昭恵夫人は反省するどころか、旺盛に各地を飛び回っていると先の記者は言う。

「さすがに森友問題が火を吹いて暫くは大人しくしていたのですが、5月の連休明けから徐々に活動が増え始めました。先月だけでも、ドイツのG20会合に総理に同行し、都内はもとより地元・山口、福岡での会合やイベントにも顔を出して異業種の人々と交流を重ねている。お酒も酔っぱらうまで飲んでいるそうですよ」

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