「タカタ」上場廃止 息子と骨肉の争いでも“女帝”は優美な老後

ビジネス週刊新潮 2017年8月17・24日夏季特大号掲載

 エアバッグメーカー「タカタ」の株式は、7月27日に紙屑になった。株式の過半数を押さえていた“高田一族”を牛耳っていたのは、会長兼社長の高田重久氏ではなく、特別顧問を務めている実母の暁子氏(77)。息子をかばっているとばかり思われた“女帝”は、破綻前に骨肉の争いを演じて大豪邸から飛び出していた。

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 今年2月初旬、東京・品川区内にあるタカタ本社から車で10分ほど離れたマンションの一室。上品な老女を囲んで、顔を揃えていたのはタカタの幹部10人。だが、その場には海外のメーカーとの提携により自主再建を目指す重久氏の姿は見当たらなかった。

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