「安倍総理」ベッタリ記者を救った刑事部長がご栄転 菅官房長官の意向?

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エリート街道の濃淡

 そのエリート街道に濃淡の差が生まれたのは、中村氏が民主党政権時代に官房長官秘書官に就任してからだ。

「自民党が政権を奪取しても菅さんに自ら売り込んで留任し、大きな信頼を勝ち取りました。中村が警視庁の刑事部長をやった後を露木が襲っていることからも、中村が逆転したままリードを続けていますね」(同)

 経産官僚時代、大臣官房付という立場で閑職に追いやられた過去のある古賀茂明氏はこう総括する。

「昔は官僚主導がめちゃめちゃ強く、政治家は歯が立たないというところがあった。だから、その関係を逆転するため、政治主導を強化するこの制度を作ったんですが、安倍さん菅さんはこれを徹底的に悪用してます。こんなひどい政治家の出現は誰も予期してなかった。今度は逆の歯止めの仕組みが必要かもしれません」

週刊新潮 2017年8月3日号掲載

特集「『安倍総理』ベッタリ記者を救った刑事部長がご栄転! 『森友疑惑』記録廃棄の財務官僚も出世!! 『内閣人事局』がぶっ壊した『霞が関』の秩序」より

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