白鵬の帰化報道、親方たちの本音 横綱本人は「今答えを言うのは…」

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 大記録達成に祝福ムード一色だが、その裏で苦虫を噛み潰したような表情を浮かべている親方衆がいるという。今場所、歴代記録を塗り替え、優勝で幕を閉じた白鵬(32)。場所中には、将来、親方になる際の障害となっていた国籍問題で、“帰化を決意”と一斉に報じられたのだが……。

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 通算勝利数は、1050勝というから、確かに偉業と呼ぶにふさわしい数字だ。千秋楽の翌日には、横綱審議委員会が、特別表彰することを決めたというのも頷けるのである。

「今回の記録更新で、著しい功績が認められる者しかなれない一代年寄に、また一歩近づいたと言えます」

 とは相撲担当記者。

「白鵬は数年前から内弟子を取り、親方になる方向で動いていました。ただ、実績ではクリアしていたものの、必須条件となる“日本国籍”という点で帰化以外に道はなかったのです」

 本人にその気があるのに、すんなり国籍を変更することが出来なかったのは、モンゴルで暮らす両親が長年、反対をしていたからだ。

 白鵬の家族と親交がある関係者が言う。

「横綱が結婚した時、彼の両親は“相撲をしに日本に行かせた。日本人と結婚させるためではない”と猛烈に怒った。それぐらい自国を大事にする国民性ですから、モンゴルを捨てて日本国民になるなんてことはとても許されなかったのです」

 ところが、今回、白鵬の母親が“息子の意見を尊重する”と容認したため、一気に“帰化決定”報道に繋がったというわけである。

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