豊田真由子、被害届受理で逮捕か書類送検か 「示談は考えていない」と元秘書

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「再現」も行なう

 では、捜査当局の手に委ねられた「絶叫マシン」の取り扱いや如何に。

「被害届は朝霞署が受理しましたが、相手は代議士でもあり、捜査1課も加わって暴行と傷害容疑での捜査を慎重に進めています」

 とは、埼玉県警担当記者。

「被害相談から届の受理まで日にちが空いたことは、そうした姿勢を物語っている。いずれにせよ、議員本人に事情を聴くまでには、しばらくかかる見通しです」(同)

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝代議士に聞くと、

「診断書と音声はあっても、今回は映像がありません。ですから、体のどの部分をどんな風に叩かれたり蹴られたりしたのか、県警は被害者からじっくり聴き、さらに実際に車の運転席に座って走ってもらう『再現』も行なうことと思います」

 とのことで、

「その後に豊田議員から話を聴くのでしょうが、『暴力は振るったがケガをするほどではなかった』と主張する可能性もある。ケガとの因果関係を彼女がどこまで認めるかがポイントです」

 捜査は、強制すなわち逮捕はせずに任意で進められ、書類送検までには早くとも2カ月を要するとみられる。

「年末には検察も結論を出すでしょう。示談がまとまらなければ略式起訴で罰金刑が科されると思います」(同)

 あらためて元秘書が言う。

「示談は考えておりません。豊田氏には、捜査にも国民への説明にも誠実に対応され、人として出直してくださることを切に願います」

 果たして、モンスターの琴線に触れるのだろうか。

週刊新潮 2017年7月20日文月増大号掲載

ワイド特集「世間はそれを許さない」より

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