「眞子さま」ご婚約発表延期 用意されていた“7つの質問”

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小室さんへの“疑問”

「眞子内親王殿下と小室さんは、トータル15分の会見の中で、記者会からの7つの質問にお答えすべく、準備を進めてこられました」

 とは、さる宮内庁関係者である。それは、

「まず『現在のお気持ち』から始まり、『両陛下から頂いたお言葉』『出会いから交際、プロポーズの時期』『どの部分に惹かれ、普段はどう呼び合うのか』『お互いのご家族を紹介された時のやり取り』『理想の家庭像』。この6問をそれぞれお二人に尋ね、小室さんにはさらに『将来の夢や目標』について質問がなされることになっていました」(同)

 一方で、事前に手渡されたこの7問以外に、記者がアドリブで尋ねる「関連質問」は今回、不可となった。

 全国紙デスクが言う。

「1989年9月、秋篠宮さまとご一緒に婚約会見に臨んだ紀子さまに『初恋の人ですか』との質問が飛びました。『そうでございます』とのお答えは微笑ましくありましたが、宮内庁はこうしたイレギュラーを避けたかったのです」

 さらには、ご婚約の一報が流れた翌日の5月17日、勤務先の法律事務所における小室さんのメディア対応も、大きな理由だという。

「事前に宮内庁から『質問にはすべてノーコメントで』とクギを刺されていたにもかかわらず、『その日の朝、眞子さまと電話で“行ってきます”“行ってらっしゃい”という会話を交わした』と明かしてしまった。これで完全に『コントロールの利かない人』と見なされてしまい、不慣れな上にフリートークとなれば何を言い出すか、と宮内庁は懸念を強めたのです」(同)

 が、これでは新郎の人物像など、世間には到底伝わるまい。皇室ジャーナリストの神田秀一氏が言う。

「海の王子にアナウンススクール、銀行に入ってもすぐ辞めて法律事務所に勤め、一方で国際的な活動を目指して大学院に通っている。小室さんの軌跡を考えると、極めて不安定な感じがします。型通りの質問と回答では『小室さんは一体どう考えているのか』という、多くの国民が感じている疑問は解消されないままです」

 統制したところで、ちっともためにならないのだ。

ワイド特集「世間はそれを許さない」より

週刊新潮 2017年7月20日文月増大号掲載

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