問題山積「小池都政」 イエスマンと諮問機関だらけの大混乱

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「発掘議会」が続く

 都政担当記者も、

「都民ファーストには目玉の政策がなく、アピールしていたのは情報公開くらい。引き続き、過去の遺物を掘り出してきては『あれがいけなかった』『こうすればよかった』などと重箱の隅をつつくような議会運営が続くのだと思います」

 そもそも、豊洲移転問題は未解決のまま。『「小池劇場」が日本を滅ぼす』の著書があるジャーナリストの有本香氏が言う。

「小池さんは築地の土地を売らずに商業施設に活用し、収入を得るとしていますが、そんなノウハウがどこにあるのか。これまで無数の自治体が第三セクター方式でテーマパークなどを運営し、ほとんど失敗していることを思い出すべきです。また、そうした思いつきを無責任に語る集団が側近の如く振舞っています。たとえ失敗に終わっても、彼らには知事の責任など追及できません」

 ポンコツたちが火に油を注ぐわけである。

週刊新潮 2017年7月13日号掲載

特集「観測史上最凶『小池ハリケーン』」より

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